会費婚のようなプロデュース会社を通さず、会費制結婚式のプランを出している式場はあります。
そのような場合、
「プロデュース会社への仲介手数料が発生しない、結婚式場との直接契約の方が安くなるのでは?」
と思うかもしれません。
でも、実際はそんなに単純な話ではなく、会費婚を通した方が安くなることが多々あります。
なぜ会費婚経由の方が安くなるのか?
会費婚経由の方が安くなる理由は、大きく2つあります。
商品をパッケージ化しているため
普通の結婚式場は自由に組み合わせて選ぶことができ、「こだわりの結婚式」にすることができる反面、人件費がかかります。
【一例:装花の選び方】
一般的な結婚式場の場合、どのような装花を選ぶか?というだけでなく、
「夏だから青い色を入れたい → 青い小さな花を足しましょう」
といったことまで打合せで決めます。
このように細部まで拘りを反映できる反面、人件費が高くなってしまいます。
一方、会費婚はいろいろなサービス(例えば装花等)がパッケージ化されています。
会費婚は、「全てこだわりものを」というスタンスの方には向かないかもしれません。
しかし、ある程度パッケージ化されていれば価格が安くなるだけでなく、選びやすくもなるため、強いこだわりがある方以外は良いのではないでしょうか?
既に会費婚と結婚式場で総括的に契約しているため
会費婚と提携している式場は「おおよその年間の件数」などをもとに既に価格交渉がされています。
また、「持ち込み無料」、「サービスのパッケージ化」といった、諸々の交渉・調整までされています。
一方、個人で会費制のプランに申し込んだ場合、価格交渉や調整はゼロベースで行わなければなりません。
よほど交渉が上手い人、もしくは交渉材料がある方なら別かもしれませんが、既に交渉済みのプランに乗っかった方が”カンタンで効果も大きそうだ”ということは何となく分かるのではないでしょうか?
【補足】
購入数量が大きいほど値引きが効くのは、どの業界・産業でも共通です。
スターバックスが莫大な利益を出せる一つの要因が、凄まじい量の珈琲豆をまとめて購入するため、購入単価が格安になるためです。
家賃が200万円もするのにスタバがもうかる理由 (3/4)
→ 理由(1): 大量仕入れによる原価抑制
IT media ビジネス;https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1808/02/news012_3.html
大企業の製品が安いのも、安くて悪い原料を使っているからではなく、大量に仕入れて大量に生産するためです。
式場との直接契約と会費婚、どの程度値段が違うのか?
プランによって全く値段が違うため一概に比較はできないのが正直なところです。
ただ、何もないと感覚的にも分からないと思いますので、参考までに「みんなのウェディング」に投稿されていたサ「ンシャインスカイブライダルのケース」を紹介します。
【会費婚プラン】
最終金額 1,359,750円 (60人) 出席者単価 22,662 円 みんなのウェディング ; https://www.mwed.jp/hall/13760/cost/1010622/
【直接契約】
最終金額 1,547,175円 (57人) 出席者単価 27,143 円 みんなのウェディング ; https://www.mwed.jp/hall/13760/cost/1010365/
直接契約の方が一人あたりの単価が4500円ほど高くなっています。
繰り返しになりますが、プラン次第で大きく値段は変わるのであくまで参考です。
ただ、「会費婚プロデュース会社のマージンがあるから高いという訳ではない」ことをご理解頂きたいと思い、紹介しました。
最後に
結婚式場の会費制プランがあっても会費婚経由の方が良い場合が多々あることをご理解頂けたのではないでしょうか?
ただ、たしかに細かいカスタマイズができない等、会費婚特有のデメリットもありますので、メリット/デメリットを天秤にかけて選んで頂ければ幸いです。
会費婚の仕組み(安くなる理由)、メリット・デメリット、評判等を知りたい方はこちらの記事をご覧下さい ⇓⇓⇓

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